政治経済核合意・中東情勢
米イラン核合意が60日期限切れで事実上決裂一湾岸はサウジ・トルコ・パキスタンの相互防衛協定へ
米国とイランは核合意をめぐる60日間の期限に到達できず、双方が事実上の失敗を認めた。イランの強硬派は革命防衛隊の統制拡大とミサイル・ドローン増産を進めているとされ、湾岸諸国は米国の外交運営への不信からサウジアラビア・トルコ・パキスタンの相互防衛協定に踏み切った。
中東の安全保障秩序が米国依存から域内多極化へ移行しつつあることを示す。ホルムズ海峡の通航正常化交渉が漂流すれば、原油・LNGの供給リスクプレミアムは長期化し、日本を含むアジアのエネルギー調達コストと海上保険料に持続的な上昇圧力がかかる。
引用元:Just Security