多光子顕微鏡

920 nm / 1040 nm を1台で

メーカ:セブンシックス株式会社

本製品は、顕微鏡本体と2台のフェムト秒ファイバレーザー(920 nm/1040 nm)を一体化した、光源一体型のコンパクト多光子顕微鏡です。
自社開発のファイバレーザーと独自設計の光学系を統合することで、小型・低コストでありながら高安定な多光子イメージングを実現しています。
暗室一体型設計により、設置面積は約1 m四方に収まり、研究室への導入性にも優れています。

※本製品は現在も開発中のため、仕様・性能・外観等は予告なく変更される場合があります。

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多光子顕微鏡
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  • 多光子顕微鏡

特長

  • 光源一体型・コンパクト設計
     顕微鏡と2波長ファイバレーザーを1筐体に集約。省スペースで設置可能。
  • レーザーメンテナンス不要
     独自開発の短パルス発振方式を採用したファイバーレーザー搭載。維持コストを低減。
  • 2波長ファイバレーザー搭載
     920 nmおよび1040 nmに対応し、多様な多光子観察に対応。
  • スピード起動
     電源投入後約5分で使用可能。
  • 高いコストパフォーマンス
     光源内製化により、導入コスト・ランニングコストの双方を抑制。

用途

  • 多光子励起蛍光イメージング
  • SHG(第二高調波発生)イメージング
  • 白色顕微鏡観察
  • 生体組織・細胞試料の深部観察
  • 基礎研究・ライフサイエンス分野でのイメージング用途
撮像例

仕様詳細

光学・計測仕様

レーザー光源フェムト秒ファイバレーザー
波長920 nm、1040 nm
スキャン速度1 fps(512 × 512画素)
検出器GaAsP PMT ×2
対物レンズ推奨 20倍、NA 1.0(液浸)※指定の対物レンズ搭載可
電動Zステージ最小移動ステップ 25 nm
電動XYステージ最小移動ステップ 50 nm

システム構成/外形寸法

構成内容顕微鏡本体
フェムト秒ファイバレーザー光源(920 nm/1040 nm)
制御用PC、ディスプレイ、キーボード、モニター、操作用デスク
制御ソフトウェア
幅 × 奥行× 高さ約800 mm × 約800 mm × 約1350 mm

解説・関連動画

▼ 光源一体型コンパクト多光子顕微鏡の概要について

▼ 光源一体型コンパクト多光子顕微鏡のデモ動画

製品開発者情報

草 史野(Fumiya Kusa)

博士(工学 )
技術本部 サブマネージャー

経歴

学生時代はプラズモニクスと超短パルスレーザーを組み合わせた分光手法の研究開発を行う。
学位取得後は一貫して光計測システムの開発に従事。前職では半導体検査装置の開発に携わり、性能・安定性・再現性を厳しく問われる環境で計測システムづくりを経験する。光技術の幅広い応用に触れたい、新しい計測装置をゼロから作り上げたい、という考えからセブンシックスに入社。

よくあるご質問

共焦点顕微鏡では足りず、多光子顕微鏡が必要になるのはどんなときですか。
厚い試料の深部を観察したいとき、長時間の観察で光毒性や褪色を抑えたいとき、コラーゲンなどを無標識で観察したいとき(SHG)の3つです。 多光子励起では焦点面以外がほとんど励起されないため、共焦点顕微鏡と比べて2倍以上(組織によっては最大6倍)深い観察ができます。薄い培養細胞の多色観察が主目的であれば、共焦点顕微鏡で十分です。
レーザーの繰り返し周波数が16 MHzと低いのはなぜですか。一般的な80 MHzの機種と何が違いますか。
多光子励起では、蛍光の明るさが1パルスあたりのエネルギーの2乗で効きます。同じ平均パワーなら、パルスの間隔が長い(=繰り返し周波数が低い)ほど1パルスが強くなり、像が明るくなります。本装置の920 nm光源は繰り返し周波数16 MHzで、一般的な多光子顕微鏡が用いる80 MHzの1/5です。対物レンズ直後のパワーとパルス幅を揃えた場合、80 MHzの光源を使う機種の5倍の明るさに相当します。試料に当てるパワーを増やさずに明るい像が得られるため、光毒性と褪色を抑えた観察ができます。
励起波長は何ですか。波長を追加できますか。
現在は920 nmと1040 nmの2波長です。920 nmはGFP・GCaMP・mNeonGreenなどの緑色系蛍光体を、1040 nmはtdTomato・mCherry・jRGECOなどの赤色系蛍光体を励起します。 セブンシックスはファイバーレーザー光源を自社開発しているため、ご要望が集まった波長については、新たな光源の開発を検討いたします。ご希望の波長があればぜひお聞かせください。
レーザー光源だけを購入できますか。既存の顕微鏡に組み込みたいのですが。
1040 nm光源は「iQoM」として単体で販売しています。920 nm光源についてはご相談ください。 セブンシックスはファイバーレーザー光源のメーカーとして装置本体まで自社開発しているため、光源単体でのご提供や、お客様の装置に合わせた仕様のご相談にも対応できます。
倒立型ですか、正立型ですか。
倒立型と正立型を選べます。培養容器を上から操作したい用途では倒立型を、動物個体を直接観察する用途では正立型をお選びいただけます。 どちらの構成も同一の制御ソフトウェアで動作するため、操作方法は変わりません。
何色まで同時に観察できますか。
標準構成で2チャンネルを同時に取得できます。検出器はGaAsP PMT×2で、検出フィルタを交換して観察したい波長帯を選べます。3チャンネル以上の同時取得はオプションで対応します。
デモをお願いできますか。
実施可能です。ご相談ください。ご観察になりたい試料や実験条件をうかがったうえで、実施内容を決めさせていただきます。
多光子顕微鏡の導入に専用室や特別な設備は必要ですか。
普及しているチタンサファイアレーザーを用いる構成では、温度管理された部屋、冷却水循環装置(チラー)、定期的な光軸調整が前提になるのが一般的です。 ファイバーレーザーを用いる構成では、これらへの依存を減らせます。導入を検討される際は、装置本体の価格だけでなく、設置環境の整備費用と維持費用を含めて比較されることをお勧めします。
チタンサファイア(Ti)レーザーとファイバーレーザーはどう違いますか。
チタンサファイアレーザーは装置が大きく、冷却設備と定期的な保守を必要とします。波長可変の機種と固定波長の機種があります。 ファイバーレーザーは発振波長が固定ですが、小型で、温度変化に強く、消耗部品の定期交換を前提としません。観察する波長が決まっているのであれば、ファイバーレーザーのほうが日常の運用負担は小さくなります。
価格はいくらですか。
既存のチタンサファイヤレーザーを光源として用いている製品の実勢価格に対して、大幅な低価格を実現しております。光源として、ファイバーレーザーを用いており、これを自社開発し、顕微鏡と一体で設計していることが理由です。なお、価格は、製品構成により変わりますので、お見積り時にご相談ください。

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