通信帯域スペクトル・分散制御プロセッサ WaveShaper A/Bシリーズ｜取扱製品｜セブンシックス株式会社

特長

業界オンリーワンの任意波形整形機能 (フィルタ帯域幅10GHzから同時に複数の任意形状フィルタ設定可能)
アッテネーション(レンジ 0~40 dB)と位相を独立に制御可能
動作周波数帯域別に幅広いラインナップ (O-band, S-band、C-band、L-band、C+L-band、拡張L-band、U-band, 1μm)
高解像度LCoS(Liquid Crystal on Silicon)技術で構成、可動部が無く安定で堅牢
多ポート構成にも対応 (1 x 31, 4 x 28, 8 x 24. 12 x 20, 16 x 16)
Ethernet接続による遠隔制御にも対応

Bシリーズの機能追加ついて

高速フィルタ更新レートのサポート
・最大10Hzのフィルタ更新レートを実現（フィルタ設定による）
・高速スイッチングやフィルタの高速スキャニングが求められるアプリケーションに最適
　例えば、異なるフィルタ形状の高速切替が求められるシステム試験や製造工程において、処理効率の向上が可能

高分解能モードのサポート
・Double pass configurationによる高分解能モード：フィルタ帯域幅：8GHz（FWHM）＠Super C-band
　※通常モードでは10GHz

動作原理

WaveShaperの任意波形整形機能は、回折格子とLCoSにより実現されています。入力光源は回折格子によって波長分解され、波長毎にLCoSの各ピクセルに照射されます。LCoSでステアリング(方向を制御されて反射)された光は出力ファイバに結合されます。光強度制御は光を出力ファイバへ入射するときの結合率を制御することでコントロールします。位相(群遅延)制御は、LCoSでステアリングされたビームパスを制御することで実現します。

用途

波長多重通信光のレベル等価制御、位相・分散制御、光スペクトル制御、光源生成
量子通信における単一光子信号周波数変換時の励起光パルス整形、周波数多重化による光子ペアの生成
短パルスレーザーの波長分散制御によるパルス圧縮、パルス形状制御
波長合分波(MUX/DEMUX)、De-/Interleaving

仕様詳細

※WaveShaper『1000A/SP』の詳細ページはこちら
※下記リンクをクリックいただくと、データシートをご確認いただけます。

シリーズ名	モデル番号	ポート	動作波長範囲	フィルタ波形
WaveShaper Short-Pulse Shaping	WS-01000A/SP	1×1	1μ, C-band, C+L band	減衰と位相が任意
WaveShaper A-Series	WS-01000A/S, WS-04000A/S Series	1×1, 1×4	S-band	減衰と位相が任意
	WS-01000A/U, WS-04000A/U Series	1×1, 1×4	U-band	減衰と位相が任意
WaveShaper B-Series	WS 500B-Series	1×1	Super C-band, Super L-band	減衰が任意
	WS 1000B-Series	1×1	Super C-band, Super L-band, C+L-band, O-band	減衰と位相が任意
	WS 4000B-Series	1×4	Super C-band, Super L-band, C+L-band, O-band	減衰と位相が任意減衰と位相が任意
	WS 3200xB-Series	1×31, 4×28, 8×24, 12×20, 16×16	Super C-band, Super C + Super L-band	減衰と位相が任意