特長
- 振幅と位相を任意制御
- 振幅の減衰設定 0~25 dB
- 設定可能な群遅延 ± 13 ps
- 例: 10 nmの範囲で、 ±1.3 ps/nm 可能
- PM ファイバ入力
- LCoSベースで可動部なし
- 小型・堅牢な OEMモジュール
仕様詳細
波長(nm) | 1015 ~ 1065 |
耐光出力(mW) | 500 |
設定分解能(nm) | 0.05 |
群遅延制御幅(ps) | -13 ~ 13 |
WaveShaper 1000A/SP でできること
Waveshaper の用途
1 um帯WaveShaper 1000A/SP は LCoSベースの光プロセッサです。主な用途は1 um帯ファイバレーザのパルス圧縮です。1 um帯の光の振幅と位相を操作しますが、稼働域がなく静的に動作するため信頼性と再現性が非常に高く、堅牢なシステムとなっております。
WaveShaperには 通信帯の 1.5um 帯製品もあります。1.5 um帯はポートが複数あり、偏波無依存となっておりますが、1 um帯の WaveShaper 1000A/SP は基本的にレーザ微細加工に用いられるレーザシステムのパルス圧縮のために設計されているため、ポートは一つです。また、安定な超短パルスレーザは直線偏光となっているため、WaveShaper 1000A/SPの入出力ファイバもPMFとなっております。
■ 用途例
- ファイバレーザ構築
- 微細加工
- パルス圧縮と拡張
- パルスシェープ
- マルチパルス化
- スーパーコンティニューム光の生成
原理
WaveShaper 1000A/SP 原理
WaveShaper 1000A/SP の入力コネクタから入ってきたレーザは、回折格子によって波長分解され、LCoS上に照射されます。LCoSでステアリング(方向を制御されて反射)された光は再び回折格子を通して出力ファイバに結合されます。
スペクトルの振幅制御は、ビームが出力ファイバへ入射するときの結合率を制御することで最大25dBの減衰を与えます。位相(群遅延)は、LCoSでステアリングされたビームパスを制御することで実現します。
WaveShaper 1000A/SP は USB 2.0 もしくはギガビットイーサネットで PC に接続して使用します。パルス制御専用のソフトウェアの用意もございます。LabView、Matlab、Python,、Octave、Visual Basic、C# のサンプルコードもご用意しています。お客様のシステムに合わせて制御ソフトウェアをお造りいただけます。
■ 用途例
WaveShaper 1000A/SP 使用例
WaveShaper 1000A/SPは、モードロックレーザ、光ファイバ増幅器と一緒に用いることで性能をフルに発揮できます。Finisar の性能をフルに発揮できる光源としてはSouthern Photonics社の 1um帯ピコ秒ファイバレーザがお勧めです。
■ 技術サポート
- 製品に精通した当社技術部エンジニアによる製品説明、デモ対応、実験サポート、トレーニングサービス
- WaveShaperのポテンシャルを最大限に引き出す当社オリジナル・ソフトウェアのサポート
- WaveShaperの修理対応(電源系、ファン、ファイバ端面等の交換・修理)
解説・関連動画▼
『WaveShaper』セブンシックス製ソフト①~③ 任意スペクトル・パルス生成 │ Vol.010~012
WaveShaper/光任意波形整形器:これ1台で自由自在?! │Vol.008
Coherent社 Super C-band WaveShaper/Analyzer新登場│Vol.77