INTERNSHIPS

インターン制度

社員同士の間に垣根が無く、入社したての私でも馴染みやすい環境でした。

長岡技術科学大学 インターンシップ生高木 達哉Tatsuya Takagi

インターンシップ生として新潟県の長岡技術科学大学から参りました、高木達哉です。私が4カ月のインターンシップの中で感じたことを、業務内容を紹介いたします。この先インターンシップを考えているみなさんの参考になれば幸いです。

Q1.sevensix を選んだ理由

私は大学で、光分野の中でも液晶について研究しています。しかし専門的な分野ではあるため、光分野に関する知識はまだまだ乏しいと感じておりました。そこでインターンシップを機に、液晶だけでなく光分野全体にも視野を広げたいと思い、様々な光分野の企業と繋がりを持つ商社であるセブンシックスを選びました。

Q2.業務内容

主な業務内容として①技術部の業務 ②事務業務 ③展示会の視察の3つを頂きました。具体的に何をしたのかを以下に箇条書きで示します。

①技術部の業務
・プログラミング言語Pythonを用いたアプリケーション開発
・光ファイバーの融着

②事務業務
・年内に行われる光分野の学会、展示会をリストアップ
・SC光源の応用先となり得る研究や論文、特許、研究機関の調査

③展示会の視察
・光分野の展示会を視察(InterOpto2015に参加)

Q3.インターンシップを通じて感じた事

まずは社風。社員同士の間に垣根が無く、入社したての私でも馴染みやすい環境が整っていました。弊社に限らずこの業界には人との縁を大切にしている方が多く、歓迎会や他企業を交えたお酒の場など、様々な業種、立場の人と知り合いになるチャンスに恵まれてます。

また、弊社は世界中に繋がりを持つ商社であるため毎日のように英語に触れる機会があり、海外からのお客様が月に何度もお越しになるなど、日常の中に英語があふれていました。英語の苦手だった私は苦労もしましたが、英語と向き合ういい機会にもなりました。なにより英語は仕事先を何倍にも増やす武器だったことに今更ながら気付けたことは大きな収穫です。

次に業務。私はプログラミングやファイバレーザーとはほぼ無縁な人間でしたが、担当の社員さんから丁寧に質問を交えつつ指導して頂けるので、非常に働きやすい環境でした。様々な分野の製品や技術について理解が深まるのは勿論のこと、技術部でありながら営業部の働き方を直接見れたことは特に見過ごせない利点だったと感じました。営業部のベテランが社員を指導する際の話し方や考え方、アドバイスの内容などに、人と接する上で大切になることが詰め込まれていたからです。「相手が何を求めているか」「背景には何があり次はどう動くべきか」など常に先を読んで行動するという、弊社の理念である“Think next”を社内全体で体現していく様は、これからの仕事に対する考え方として良いヒントになりました。また、技術部としてもいかに文系の営業部に分かりやすく技術を伝えるかなど、ただ知識があれば良いわけではないことも身に沁みました。

最後に

この4カ月間、ただ大学に通っているだけでは間違いなく見ることの出来なかった世界を覗かせて頂きました。この経験を武器に、私も同じ光業界を目指していこうと思います。今までお世話をして頂いたセブンシックスの皆様、本当にありがとうございました。

長岡技術科学大学インターン生指導教官の木村先生より

長岡技術科学大学では、約5ヶ月と長期にわたるインターンシップが学生の卒業必須単位となっています。多くの大学では、インターンシップ期間が数週間ですが、数週間では企業とインターン生の双方が何かを得ることは難しいかと思います。5ヶ月という長期のインターンだからこそ、企業もインターン生をお客様扱いせず、インターン生も実習先の一員だとの自覚が生まれ、インターン期間における人間的成長に大きく影響します。

木村研究室の学生は研究室で光に関する研究(液晶を対象としたエリプソメトリー)をしますが、大学での実習だけでは、研究が受け身になりがちで、実際に自分の研究がどのように社会の役に立つのかを考えながら積極的に動くことが難しいと感じています。

インターンシップのよいところは、実際に光産業に従事する会社で仕事を経験することで、光製品、光技術がお金を生む現場を体験することができることです。これにより、今後の研究にもリアリティが生まれ、より積極的が研究活動をできるようになります。

毎年、インターン後の学生の感想を聞くと、皆が皆、大変だったという話をしています。
しかし、インターンから帰ってきた学生は一皮むけていて、研究に対する姿勢が引き締まっています。

今回、インターン生としてセブンシックスに受け入れてもらった学生は、営業の観点からの業界のマーケティングから、光ファイバ関連部品の製造、光ファイバ増幅器の修理、Pythonを用いたプログラミングを経験したそうです。うまくいかないこと、壁にぶつかったことも多々あったようですが、自力で考えて解決していったと聴いています。今後の成長が楽しみです。関東圏にインターンに出たいという学生は多いのですが、居住費、交通費が学生負担になるインターン先だと、インターン生も躊躇してしまいがちです。その点、セブンシックスは東京にありながら住居費と交通費を負担してくれるので、学生もインターン先に志望しやすい土台があります。

また来年も是非、セブンシックスにインターン生を受け入れてもらいたいと思います。

長岡技術科学大学 准教授
木村 宗弘
Munehiro Kimura