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光スペアナ OSA 解説 (入門編)│Vol.96

製品紹介

【sevensixTV】に第96弾の動画を更新しました。

00:45 WaveAnalyzerシリーズ= 高分解能&高速測定の光スペアナ
01:55 ヘテロダイン方式 について
04:36 WaveAnalyzerのキーコンポーネント
05:32 予告 ~ WaveShaper/WaveMaker ~

高分解能&高速な光スペクトルアナライザである、『WAVEANALYZER』シリーズについて、その特長的な動作原理を確認いたします。 これから光ファイバを用いた研究や、応用製品の開発を始めようという方向けの基本的な内容となっております。

■ 関連製品

▶ C+L-band 高分解能  光スペクトラム・アナライザ『WAVEANALYZER 400A』
▶ ポータブル高分解能 光スペクトラムアナライザ 『WAVEANALYZER 200A』
▶ 高性能 光スペクトラムアナライザ『WAVEANALYZER 1500S』『WAVEANALYZER 100S』

++++(動画内より一部抜粋)+++++

WaveAnalyzerシリーズは、Coherent社、旧Finisar社、が販売する、”高分解能かつ高速”の光スペクトラムアナライザです。
WaveAnalyzerシリーズ、各モデルの波長分解能、フルスキャンレートを御覧ください。

C-band 1527.8-1568.8nm / Super C 1523.9-1572.7nm / C+L band 1527.8-1610.0nm

WaveAnalyzerシリーズは、ヘテロダイン法を用いており、御覧の機能を実現しています。

分散分光方式や、干渉分光方式では、分解能を上げようとすると、構造上どうしてもサイズが大きくなったり、スキャン時間が長くなったりします。

他の方式に比べ、ヘテロダイン法を用いる事で、これまで問題になってきた、サイズ、測定時間においても大幅に改善されていますので、是非パフォーマンスを比較してみてください。

ーーーーー(省略)ーーーーー

このヘテロダイン法ですが、実はラジオ・テレビなどの受信機で、古くから用いられている技術です。
Coherent社(旧Finisar社)は それを光に応用して、非常に高性能な光スペアナを実現しました。

WaveAnalyzerの計測系における重要な構成要素は、2つあります。
・高速掃引可能な 安定した内部光源 
・正確な計測ができる高速なフォトダイオード です。

実は この2つのキーコンポーネンツである、光源と高速フォトダイオードは自社で製造しており、Coherent社が、(Finisar時代から)非常に得意にしている技術です。

(最後に)Coherent社から最近新しくリリースされた新製品とリリース予定について簡単に紹介です。

一つ目は、「WaveMaker」です。ECOC2023にて正式リリースされました。

WaveMakerは、今回紹介させていただいたWaveAnalyzer(高分解能OSA)、WaveShaper(プログラマブル光フィルタ)、ASE光源、EDFAを搭載した装置で、この1台でC-band帯全域で任意の光スペクトル形を発生できます。

通信コンポーネントおよび伝送システム試験用のマルチチャネル信号 「コム」 を作成するための理想的なツールになります。
フィルタリングできる帯域幅(FWHM)が10GHzと狭く、消光比が60dを超えるスペクトル形状を生成できます。EDFAを搭載しており光出力レベルの最大値は14dBmです。

もう一つは、「WaveShaper」についてです。強度と位相を制御できる任意光波形整形器の製品シリーズより、新たな波長域の「O-band」対応品が2024年初めにリリース予定です。現在開発中の段階にございますが、もしご興味のある方いらっしゃりましたらお問合せください。

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