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ゴルフヘッド検査装置『Spector』競合比較してみた!/3D装置シリーズ│Vol.106

製品紹介

【sevensixTV】に第106弾の動画を更新しました。

00:49 検査項目
01:03 競合比較
02:50 接触式での測定
05:05 Spectorでの測定
05:46 最適なユーザー

今回はEPONブランドで名高い遠藤製作所様ご協力のもと、ゴルフヘッドの寸法検査装置について比較を行いました。
こんな寸法も測りたい!というご要望ございましたら是非ご連絡下さい。

▶ 『Spector』による検査動画: 『3D検査』ゴルフヘッド検査装置│Vol.88  
▶ 『Spector』製品詳細ページ

++++(動画内より一部抜粋)+++++

00:49 検査項目

Spectorはゴルフヘッドの寸法検査を行う装置になります。
その中でも特に重要なスペックがロフト・ライ・フェースプログレッションになります。Spectorは現在、この3つの測定を標準機能として備えています。

01:03 競合比較

代表的なゴルフヘッド検査装置を並べてみました。
左から接触式、半接触式、レーザー非接触式と分けています。まず接触式は治具を手動で調整し、最終的に角度計やメモリを読み取って寸法を出す装置です。導入コストが低く、取り回しが良い事から小ロットの工房や個人使用に適しています。
ただし、測定が非常に難しく、時間がかかるのがネックです。後ほど測定動画をお見せします。

次に半接触式は米大手メーカーがラインに組み込んでいる装置です。
こちら画像をお出しできないのですが、米大手の〇〇社や〇ー〇ー〇ー〇社のYouTubeチャンネルなどから見ることができます。この装置はシャフトとフェースを治具に押し当て、スコアラインの向きをカメラで捉えることで角度出しをします。
非常に作業効率が良く、合理的な装置です。
ただ接触箇所が有るため作業者によるばらつきが発生すると思われます。
またフェースプログレッションのような複雑な3次元寸法は測定対象としていません。

そしてレーザー非接触式が弊社のSpectorになります。
本装置はレーザー光切断法によってゴルフヘッドを3Dスキャンし、3Dデータから寸法を算出します。そのため多少設置がばらついていても、検査結果に影響しません
また曲面を測る事ができるため、将来的にソール測定やネック長の測定など、人力では難しい測定に展開する事が可能です。

02:50 接触式での測定

新潟県の遠藤製作所様にご協力頂き、雪の降る中測定してきました。
測定者は私ですが、かなり練習して、本気で測定を行っています。

まず治具にヘッドをセットします。この時ソールがギリギリ地面に付かないような高さに調整しないと測定ができないため、微調しています。次にスコアラインの溝と治具が平行となるように、治具を微調整しています。0.1°まで合わせていきます平行になったらライ角の数値を読み取ります。

次はロフト角です。フェースにゲージを押し当てて読み取っています。これの力加減がかなり難しいです。手が震えています。最後にFPです。リーディングエッジにゲージを押し当てて読み取っています。フェースセンターに垂直に当たる必要が有ります。これもかなり難しいです。

相当急いでやりましたが80秒もかかってしまいました。これを検査員の方は30秒で、しかも8時間近く行うのはかなり過酷な検査だと言う事が分かるかと思います。

04:36 職人さんの測定結果と比較

ライはぴったりで、ロフトが+0.4°、FPが-0.2mmでした。実際の検査ラインでは0.3°以内の誤差で検査するとの事ですので、あとちょっとの所でした。

05:05 Spectorでの測定

次はSpectorでの測定になります。接触式と同じく、ワークの設置からタイマースタートです。
設置に4秒、測定に4秒でトータル8秒と、接触式の1/10の時間で済みました。

05:46 最適なユーザー

これまでの比較から、Spectorは非接触である事から速度・精度に優れている事が分かります。
また検査員の習熟度・疲労に依存せず、人によるバラツキを0にします。

最も費用対効果が大きいのは工場のお客様です。完成品クラブメーカー様、ヘッドのOEM供給メーカー様などに対し、環境や人に依存しない信頼できる検査結果を提供します。 また精度が重要であるお客様、例えば競技関係であったり、大型の工房などでも活躍の場が有るかもしれません。
弊社では定期的に展示会出展も行っておりますし、埼玉大学ラボにお越し頂ければデモ機に触れて頂く事も出来ます。


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