【sevensixTV】に第106弾の動画を更新しました。
00:49 検査項目
01:03 競合比較
02:50 接触式での測定
05:05 Spectorでの測定
05:46 最適なユーザー
本日は、弊社の3Dシリーズより、ゴルフヘッド検査装置『Spector(スペクター)』について、競合製品との比較をご紹介します。
ゴルフヘッド検査という非常にニッチな業界ですが、Spectorはインライン・ゴルフヘッド検査において「世界初の完全非接触検査」を実現した装置です。
今回は検査方法の比較のため、EPONブランドで名高い遠藤製作所様ご協力のもと、新潟にある工房にて測定動画の撮影を行いました。ぜひ最後までご覧ください。
▶ 『Spector』による検査動画: 『3D検査』ゴルフヘッド検査装置│Vol.88
▶ 『Spector』製品詳細ページ
++++(動画内より一部抜粋)+++++
00:49 検査項目
Spectorは、ゴルフヘッドの寸法検査を行う装置です。その中でも特に重要なのが、以下の3項目です。
- ロフト角
- ライ角
- フェースプログレッション(FP)
Spectorは、現在この3つの測定を標準機能として備えています。

01:03 競合比較
現在市場にある代表的な検査装置を、測定方式別に3つのタイプに分けました。
1. 接触式(アナログ測定)
治具を手動で調整し、最終的に角度計やメモリを読み取って寸法を出す装置です。
- メリット: 導入コストが低く、取り回しが良いため、小ロットの工房や個人仕様に適しています。
- デメリット: 測定が非常に難しく、時間がかかるのがネックです。
2. 半接触式(画像処理+接触)
アメリカの大手メーカーなどがラインに組み込んでいる装置です。シャフトとフェースを治具に押し当て、スコアラインの向きをカメラで捉えることで角度を算出します。
- メリット: 作業効率が良く、合理的な設計です。
- デメリット: 接触箇所があるため、作業者によってバラつきが発生しやすく、フェースプログレッションのような複雑な3次元寸法の測定には対応していません。
3. レーザー非接触式(Spector)
弊社の『Spector』がこの方式にあたります。レーザー光切断方式により、ゴルフヘッドを3Dスキャンし、そのデータから寸法を算出します。
- メリット: 非接触のため、設置のわずかなバラつきが結果に影響しません。また、曲面も測れるため、将来的にソール測定やネック長の測定など、人力では難しい項目への展開も可能です。

02:50 接触式での測定
実際に「接触式」と「Spector」で測定を行い、その差を検証しました。
【検証1】接触式による手動測定
新潟県の遠藤製作所様にて、雪の降る中、私も本気で測定に挑戦しました。
- ヘッドのセット: ソールが地面にギリギリつかない高さに調整します。ここが非常にシビアです。
- 角度調整: スコアラインの溝と治具が平行になるよう微調整します。これでライ角を読み取ります。
- ロフト角の測定: フェースに角度ゲージを押し当てます。力加減が難しく、手が震えるほど繊細な作業です。
- フェースプログレッション(FP): リーディングエッジにゲージを垂直に押し当てます。
04:36 職人さんの測定結果と比較
結果:測定時間 80秒 急いで行ってもこれだけの時間がかかりました。実際の検査員の方はこれを30秒ほどで行い、しかも数時間連続して作業されます。いかに過酷な業務であるかが分かります。
ちなみに精度については、熟練の職人さんの結果と比較して、ライ角はぴったり、ロフト角は+0.4度、FPは-0.2mmという結果でした。実際のラインでは「0.3度以内の誤差」が求められるため、あと一歩というところでした。

05:05 Spectorでの測定
続いて、Spectorでの測定です。接触式と同じくワークの設置からスタートします。
- ワーク設置: 装置にヘッドを置きます。
- ボタン押下: 測定と計算が自動で開始されます。
結果:測定時間 8秒(設置4秒+測定4秒)
接触式の10分の1の時間で終了しました。精度についても、職人さんの測定値との誤差は「0.2度以内」をマーク。繰り返し精度も高いため、1日中安定した高精度な検査が可能です。

05:46 最適なユーザー
Spectorが解決する課題
比較から分かった通り、Spectorは非接触であることで「速度」と「精度」に圧倒的な優位性があります。
- 人によるバラつきをゼロに: 検査員の熟練度や疲労に依存しません。
- 高い費用対効果: 特に完成品クラブメーカー様や、ヘッドのOEM供給メーカー様の工場ラインにおいて、信頼性の高い検査結果を高速に提供できます。
- 幅広い活用シーン: 精度が重要視される競技関係の現場や、大型の工房などでも活躍の場があります。
お問い合わせ・デモのご案内
セブンシックスでは、定期的な展示会出展のほか、埼玉大学内にあるラボにて実機に触れていただくことも可能です。 「こんな寸法も測りたい」といったご要望がございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。