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光ファイバ端面損傷直せます!│Vol.103

光技術解説

【sevensixTV】に第103弾の動画を更新しました。

00:20 光ファイバ端面研磨 Before / After
04:03 光ファイバ端面の損傷でお困りの方へ

光ファイバ端面はさまざまな要因で壊れます。今回は、不幸にも損傷してしまったシングルモードファイバ(偏波保持含む)、マルチモードファイバ、フォトニック結晶ファイバの端面の顕微鏡画像と、それら端面を研磨によって回復させた後の顕微鏡画像をご紹介します。ほとんどの光ファイバ端面は回復できます。お手持ちの光ファイバ部品の端面が損傷してしまっている方はお気軽にご相談ください。

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++++(動画内より一部抜粋)+++++

こちらはシングルモードファイバの損傷している状態と、研磨によって補修した状態を示しています。
損傷している左側のBeforeでは、クレーター状の傷が見られますが、研磨することで綺麗な断面になっております。

こちらは偏波保持シングルモードファイバの損傷している状態と、研磨した状態を示しています。
この時の損傷の理由はファイバのコアの部分にQスイッチパルスが透過することで、ファイバのコアが溶けてしまったたえと考えられます。

こちらはマルチモードファイバの損傷している状態と、研磨した状態を示しています。
損傷しているところでは、非常に広範囲に渡ってゴミが付着しており、コアが大きく傷ついています。
こちらを丁寧に研磨することで、Afterのように綺麗なコアとクラッドを得ることができます。

ーーーーー(省略)ーーーーー

(下記は)フォトニック結晶ファイバの修理状況を示しています。
左側のBeforeでは、フェルールに大きなクレーターのような傷があります。こちらの使用状況としては、フォトニック結晶ファイバに超短パルスレーザーを入れてスーパーコンティニューム光を発生しようとしている際に、フェルールに光が当たってしまい、フェルールの一部が溶けてしまいこのような形状の傷となっております。
かなり大規模な補修となりましたが、ファイバ端面を削ることで、Afterのような状態まで回復させることができました。

こちらは、金属フェルールを持ったフォトニック結晶ファイバの研磨を示しています。
金属の部分に非常にたくさんの傷がありますが、Afterではそれらの傷は無くなっております。

先程のフォトニック結晶ファイバの端面状態で、それぞれ光を出した時どう見えるかを示しています。
Beforeの方では、フォトニック結晶ファイバから出てくる白色光が、斑な状態で出てきます。
Afterの場合では、非常に奇麗な、フォトニック結晶ファイバ特有の形状の白色光が出ています。

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