広帯域ゲインモジュール

波長: 1100 ~ 1240nm 出力: 80 ~ 150mW

メーカ:Innolume GmbH

✓ 狭線幅チューナブルレーザー用途
✓ TECと高性能サーミスタ内臓による高い温度安定性

特長

Innolume の ゲインモジュール (Gain-Module) は ゲインチップ (Gain-Chip) によく似た小型光学デバイスですが、
ゲインモジュールの方端では光が シングルモードファイバ (SMF) に結合されています。
このゲインモジュールの構成は光ファイバ出力のチューナブルレーザ構築に非常に便利な構成です。
Innolume の製造設備でのファイバ結合により、光ファイバ結合効率が最適化されており、長期間の安定性と非常に信頼性に優れた製品となっております。

Innolume のゲインモジュールを用いれば、典型的なベアのゲインチップを使用時に必要な光学部品点数を大幅に省略できるためシステムの信頼性を向上しながらもコスト削減が達成されます。
さらには、ゲインモジュールは 内蔵の TEC と高性能サーミスタにより高い温度安定性を示します。

用途

  • 狭線幅チューナブルレーザー用

ゲインモジュールは 曲がり導波路を持つ “Type C” のゲインチップを用いて構成されています。

曲がり導波路の端面は傾斜しています。この傾斜構造と ARコート (Anti-Refrection Coating) により、ゲインチップの導波路への戻り光が大幅に抑制されます。
戻り光が抑制されることにより、自己レーザ発振を防止し、外部共振システムと一緒に動作させる際に生じる問題を取り除くことができます。
これらの特長を持つゲインモジュールにより、チューニングレンジ全域で高いサイドモード抑圧比 (SMSR : Side-Mode Supression Ratio) を持つ狭線幅レーザが構築可能です。
導波路と垂直な端面は、広帯域な波長チューニングレンジと高出力性を同時に実現できるよう、適切な反射率
(典型的には 5 ~15 %) を持っています。標準品のゲインモジュールにおけるこの端面反射は、ゲインチップへの効率的なフィードバック (約50%) を示す外部共振器との使用に最適化されています。フィードバック効率がより小さい場合、ゲインチップの端面にはまた別の適切な反射率を持つコーティングが必要になるため、カスタマイズしたゲインモジュールの使用を推奨しています。

■ ゲインモジュールのピグテールファイバは、下記の中からお選びいただけます。
PM
PM780
PM980
PM1300
non PM
780-HP
HI1060
SMF-28

仕様詳細

製品型番用途製品概要最大出力波長(nm)チューニング幅(nm)最大出力(mW)チューニング中心波長(nm)順電流(mA)Slow軸ビーム発散角(deg)Fast軸ビーム発散角(deg)チップ長(mm)
GMB1060150YY250MXXXXExternal cavity laser, Tunable laser sourceGain-module 250mW at 1100nm in TO package110015025010606006.5163
GMB1140120YY130MXXXXExternal cavity laser, Tunable laser sourceGain-module 130mW at 1170nm in TO package117012013011406006393
GMB1220080YY140MXXXXExternal cavity laser, Tunable laser sourceGain-module 140mW at 1240nm in TO package12408014012208007353


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