特長
- 小型/単一パドル設計
- ファイバをスクイーズしない
- 短いファイバ長
- 非常に小さい挿入損失と後方反射
- 波長無依存
- 高消光比 > 30 dB
- 高い操作性
- アダプタ / ファイバ入出力 選択可能
- 省スペース / 積層可能
KS Photonics はシングルパドル偏波コントローラ(SPPC : Single Paddle Polarization Controller)と、3パドル偏波コントローラ ( STPC : Stackable Polarization Controller ) の2種類の偏波コントローラを製造しています。
SPPC と SPTC は両者とも全ファイバ型であるため(筐体の内部にファイバの空間結合系が存在しないため)、低挿入損失<0.4dB と高消光比 > 30 dB を実現しています。対応波長範囲は 1260 ~ 1625 nm でご使用いいただけます。
市販品で普及している小型な偏波コントローラは、光ファイバをスクイーズ(光ファイバに圧力をかけ、捩じる)することで、偏波状態を制御しています。この場合、光ファイバを傷つける恐れがあり、ゆくゆくはファイバの断線などのシステムの故障の原因になりかねません。しかし、KS Photonics の偏波コントローラは光ファイバをスクイーズしていないため、長期間にわたり安定してお使いいただけます。
仕様詳細
■ シングルパドル偏波コントローラ SPPC
SPPCは、入射光の任意の偏波状態を任意の出力偏光状態に変換できる偏波コントローラです。
サイズも小型なので、実験系をコンパクトにまとめることができます。
偏波を制御するのに必要な動作は、(1)半円形のパドルについているスライドを前後にスライドさせる、(2)パドル全体を左右に倒す のつの動きのみとなっております。下記 URL に簡単な操作マニュアルをご用意しています。
FC/PCコネクタ 入出力タイプのデモ機のご用意もございます。マニュアルはページ上部にある資料ダウンロードよりご覧いただけます。
■ 3パドル偏波コントローラ STPC
STPCは、そのユニークな設計により、狭い場所に複数台の偏波コントローラを設置することができ、実験系をシンプルかつコンパクトにまとめることができます。
STPC を用いて偏波を制御する際は、それぞれの回転型パドルを手で回してください。
STPC には動画はありませんが下記 URL に簡単な操作マニュアルをご用意しています。
ファイバ入出力タイプのデモ機のご用意もございます。 マニュアルはページ上部にある資料ダウンロードよりご覧いただけます。