先日開催されましたPhotonix2020にて
自社セミナーを開催いたしました。
お忙しいなか弊社ブースへ足を運んでいただきましてありがとうございました。
今回は
技術部「次世代レーザー微細加工に向けた超短パルスファイバレーザーの自社開発」
NKT Photonix社「革新的な超短パルスレーザによるアプリケーション事例」
という2種類のセミナーを開催いたしました。
ご参加できなかった方のために、
セミナーの内容をかいつまんでお伝えいたします。
技術部「次世代レーザー微細加工に向けた超短パルスファイバレーザーの自社開発」
セブンシックスは6年前に技術部を発足させ、
現在はお客様に販売する製品の修理・サポート、自社製品の開発を行っています。
先日開催されたPhotonix 2020では、
自社開発製品として光周波数コム発生器(製品名:Frush)、
波長&パルス幅可変超短パルスファイバレーザー(製品名:Lulu)の2製品を動態展示しました。
■ Frush (Frequency + Brush)とは?
Frushは、LN変調器1台を用いてチャネル間隔7–18 GHzのフラットな光周波数コムを発生させるシステムです。
お手持ちの狭線幅レーザ光源と信号発生器を用いて簡単に光周波数コムを発生できます。
Finisar社のWaveShaperを活用することで、出力されるコムスペクトルを制御して、ペデスタルフリーの干渉波形や超短パルスを得ることができます。
■ Lulu (Limitless ultrafast laser unit)とは?
Luluは、PC制御によりレーザの波長、パルス幅、バンド幅を変更することができる、世界初の波長&パルス幅可変超短パルスファイバレーザーシステムです。
発振器を構成する光ファイバは全て偏波保持ファイバであり、
可飽和吸収機構に非線形増幅ファイバループミラー技術を用いているため、業界屈指の高い安定性と信頼性を誇ります。
Photonix2020の展示会場におきましても、トラブルなく安定して動作していました。
Luluは任意の波長、パルス幅、バンド幅で発信できるため柔軟性が非常に高く、様々なアプリケーションにご利用いただくことが可能です。
セブンシックス技術部は未来を見据えた製品を開発しています。
展示会における各メーカーの開発動向や各分野の光源ユーザーからのヒアリングを元に、
様々な視点から総合的に判断し、仕様を決定しています。
2021年は、セブンシックスの新技術を基にしたLuluの後継器となる新製品を発表予定です。
NKT Photonix社「革新的な超短パルスレーザによるアプリケーション事例」
NKT社の超短パルスレーザーの特長及び加工の応用事例について、
具体的な写真や例を用いてご説明いたしました。
後日セミナー動画をアップ予定なのでお楽しみに!