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『iQoM』の実測データ公開│Vol.58

製品紹介

【sevensixTV】に第58弾の動画を更新しました。

01:10 出力特性
02:10 スペクトル
03:07 パルス幅
04:24 RFスペクトルと出力安定性

本動画では、超短パルスファイバーレーザー『iQoM』の実測データをもとに紹介します。

出力特性、スペクトル、パルス幅など、仕様だけではわからない部分を公開し、解説していきます。
その他、気になる結果や仕様がございましたら、お問合わせ下さい。

■ これまでのiQoM関連動画
『iQoM』ピコ秒ファイバレーザー SESAMフリー!│Vol.002

『iQoM』ピコ秒ファイバレーザー! コア技術は「可飽和吸収」にあった!?│Vol.014

開発者が語る!『iQoM』設計思想│Vol.017

ピコ秒ファイバレーザー『iQoM』2つのフィルターによる独自技術│Vol.30

日本の半導体産業を『iQoM』が支える!?Vol.43

超短パルスレーザー『iQoM』低ノイズには可飽和吸収が超重要!?│Vol.49

■ 製品情報
SESAMフリーの超短パルスファイバレーザー『iQoM』

00:00 iQoMの仕様・価格

今回も超短パルスファイバレーザー iQoMについて紹介をしたいと思います。まずはiQoMの仕様をおさらいします。こちらをご覧ください。こちらは波長1040ナノメートルタイプのiQoMと、プリアンプ付きのモデルです。大きな違いは、やはり出力です。それぞれ0.5ミリワット以上と80ミリワット以上になります。
そして価格ですが、1040 iQoMでは9,999ドル。そしてプリアンプ付きは11,999ドルになります。
※2026年10月現在、価格は9,999ドル/プリアンプ付き11,999ドル より変更になっております。ご注意ください。

これまでの動画でもiQoMの仕様や特長、アプリケーションについて紹介してきましたが、実際のデータをこれまで出したことはありませんでした。そこで今回、iQoMの実際のデータをもとに紹介したいと思います。まず初めに、こちらをご覧ください。

iQoM仕様
※動画でご紹介している仕様は旧仕様です。上記が最新のiQoMの仕様となっております。

01:10 出力特性

このグラフはiQoMの出力特性を示しています。iQoMの特長である2つのフィルターを使用した時の利点をよく表しています。
グラフ上の青のプロットはフィルターを2つ使用した時、そしてオレンジのプロットはフィルターを1つのみ使用した時の特性を表しています。フィルター1つの場合には、赤枠内の不安定なマルチパルス領域でモード同期発振を開始します。

一方でフィルター2つを使用した場合には、緑枠内のシングルパルス領域でモード同期発振をスタートすることが可能になります。
このように1つのフィルターでは直接シングルパルス発振ができないのに対して、2つのフィルターを使用することで直接シングルパルス発振をすることができます。

iQoMの出力特性

02:10 スペクトル

続いてはスペクトルについてです。それぞれiQoMとプリアンプ付きのスペクトルを示します。

iQoMのスペクトルはバンド幅がおよそ3ナノです。特長としては、発振器の系を工夫しておりますので、複数台製造した場合でも出力スペクトルの差が少なく、安定に得られる点にあります。

プリアンプ付きのモデルでは、増幅と自己位相変調によって、およそ20ナノにバンド幅は拡大しています。
このバンド幅は出力するファイバの長さを調整することによって変更することもできますし、またこれに応じてパルス幅も同時に変化をします。

iQoMのスペクトル特性

03:07 パルス幅

続いてはパルス幅ですが、オートコリレーターによって測定したパルス幅がこちらです。iQoMでは2.3ピコで、こちらも個体差によって大きく変化することはありません。プリアンプ付きのモデルは、今回のスペクトルの場合12.5ピコ秒です。

スペクトルと同じように、出力するファイバ長を調整することでパルス幅もある程度変化させることができます。さらにプリアンプ付きのモデルでは、スペクトル幅との兼ね合いもありますが、パルス圧縮することで100フェムト秒以下に圧縮することもできます。

iQoMのRFスペクトルと出力安定性


パルス圧縮の方法は、一般的に使用される透過型回折格子を用いてパルス圧縮をしています。

一般的に使用される透過型回折格子を用いてパルス圧縮

04:24 RFスペクトルと出力安定性

続いてはRFスペクトルです。

基本周波数の信号ノイズ比は75dBで、周波数帯域0から500メガヘルツまで信号はフラットに続いています。
この結果からはノイズが少なく、パルスの強度モジュレーションがほとんどないことを表しています。

また出力の安定性は、60時間動作でRMS 0.27%ととても安定しています。
この時の測定条件は実験室環境で、室温24度プラスマイナス1度程度です。温度状態を安定させることで、より高安定にすることもできます。

iQoMのRFスペクトルと出力安定性

04:51 まとめ

今回はiQoMの一般的なデータを紹介しました。
そのほかにも公開できるデータはございますので、気になる点やご興味がございましたら、概要欄からお問い合わせください。

また経産省のGo-Tech助成事業の採択を受けまして、埼玉大学様、理化学研究所様、企業様との共同研究をスタートしました。今後はこの助成事業によって、バイオイメージングや半導体検査向けとして特化した、波長930ナノメートルの超短パルスファイバレーザーの開発を行う予定です。

進捗を含め随時紹介してきますので、ぜひチェックをしてください。

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