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LASER World of PHOTONICS 2023/中国・インドのレーザー市場とトレンド│Vol.86

業界・ビジネス動向

【sevensixTV】に第86弾の動画を更新しました。

00:12 展示会の概要
02:09 中国、インドのレーザー市場
04:34 レーザーの高機能化
08:23 まとめ

今回は、2023年6月にドイツ・ミュンヘンで開催された世界最大級の国際展示会「LASER World of PHOTONICS」のレポートです。セブンシックス技術部の中村が、現地の熱気とともに、特に注目すべきレーザーの開発動向や、台頭する中国・インド市場の最新情報について詳しく解説します。

++++(動画内より一部抜粋)+++++

00:12 展示会の概要

本日のテーマは「LASER World of PHOTONICS 2023」の参加報告です。

こちらの展示会は、レーザーの分野では世界最大級の国際的な展示会になります。今年は6月27日から30日の4日間、ドイツにて開催されました。今回は特に、レーザーの開発動向などの話を中心に解説していきたいと思います。

この展示会がカバーする領域は、レーザーや光学部品など非常に幅広いです。アプリケーションとしては、レーザー加工、融着、積層造形(アディティブ・マニュファクチャリング)などがメインとなります。さらに最近は量子技術にもフォーカスしており、今回はメインの展示会場と併設する形で「World of QUANTUM」という展示会も開催されていました。

  • 出展者数: 約1,300社(ドイツが最多、次いで中国。日本は約3%)
  • 訪問者数: 約4万人(ドイツ国外から約55%が参加)

会場では展示ブース以外にも「セミナースペース」があり、技術トレンドやマーケット情報の講演が行われていました。今回は、展示ブースやセミナーで得られた情報の一部を皆さまにお話しします。

02:09 中国、インドのレーザー市場

全体的な私の所感として、一つは「中国の圧倒的な存在感」、そして「インドの台頭と期待感」を強く感じました。
中国企業の出展数は223社にのぼり、ドイツに次いで2番目の多さでした。また、2023年7月には中国で、9月にはインドで同様の展示会が開催される予定もあり、現地では両国のレーザーマーケットに関する講演が行われました。

インド市場:メイド・イン・インディアの成果

2014年にインド政府が掲げた「Make in India」政策により、国内の製造業が促進されています。
グラフを見ると、インドのレーザー加工機売上のうち、インド製が占める割合は2018年の約18%から、2022年には40%まで拡大しています。今後は「Make in India」から「Sell Worldwide」へと展開し、インド製デバイスを世界市場へ投入していくという意欲的な話が印象的でした。

中国市場:価格競争からカスタマイズへ

中国の国内市場規模は135億ドル、世界シェアの60%を占めています。講演では今後の見通しとして、「現在の価格競争は、カスタマイズされたソリューションによる競争へと発展していく」と述べられていました。優れたエンジニアリングチームと、信頼性の高いタイムリーなサービスを提供できるかどうかが、今後の競争優位性の鍵になるとのことです。

インドの台頭と今後の期待
インドの台頭と今後の期待
中国の存在感
中国の存在感

04:34 レーザーの高機能化

二つ目の大きなトピックは、ヨーロッパやアメリカを中心とした「レーザーの高機能化」です。
会場やセミナーで頻出したホットキーワードをまとめました。

  • 波長: 広帯域、チューナブル(可変)
  • ビーム形状: 動的な制御、伝搬方向・フォーカシングの制御
  • パルス: GHzバーストパルス、パルス・オン・デマンド

セミナーでは、これらに関連する興味深い発表が相次ぎました。

CW光源の動向(主要6社の発表より)

  • TRUMPF社: 「ダイナミック・ビームシェイピング」。ガウシアンからリング形状まで自由自在にコントロールする技術。
  • nLIGHT社: 高速にビームパターンを変化させる「ラピッド・チューニング」。
  • CIVAN Lasers社: 「コヒーレント・ビーム結合」と「フェーズドアレイ技術」を組み合わせ、パルス制御だけでなく、ビームの伝搬方向やフォーカス位置まで制御する技術。

超短パルスレーザーの動向

  • Class 5 Photonics社: UVや近赤外だけでなく、極端紫外線(EUV)や軟X線領域といった、これまでにない波長帯の光源。
  • TRUMPF社: ビーム断面だけでなく、奥行き(伝搬)方向のビームパターンを成形する技術。
  • Amplitude社 / MKSpctra-Physics社: 「パルス・オン・デマンド」。GHzバースト内の一つ一つのパルス強度やタイミングを精密に、かつ任意に制御する技術。

08:23 まとめ

各社が非常に特徴のある高機能なレーザーを発表していましたが、これに伴い、レーザー自体の「安定性」や「信頼性」がますます求められるようになると考えています。
そこで重要になるのが、レーザーの心臓部である「発信機」です。
私たちセブンシックスは、非常に高い安定性と信頼性を持つ
超短パルスファイバレーザー発信機『iQoM(アイコム)』の開発に成功し、製造・販売を行っています。

今後、世界中でレーザーの高機能化が進む中で、私たちの『iQoM』にさらなる高出力化や多機能を付与することで、これまでにない革新的な光源を世界に提案できる日が近いかもしれません。

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