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【事例紹介】白色レーザー・狭線幅レーザーの応用

#事例紹介

本日はライフサイエンス・光ファイバーセンサー分野への、レーザー光源の応用についてご紹介いたします。

白色レーザーによる神経・臓器観察

これまで臓器や生体組織の細胞を分析する為には対象組織をスライスし、観察し、またこのスライスを再構成させるという複雑かつ再現が難しい方法により視覚化されてきました。

NKT Photonics社製 白色レーザーを用いたライトシート顕微鏡を使用することにより、神経系全体の3D画像が容易に取得することが出来ます。

【3D画像例】

Science Advanceに於いて、2020年5月29日に論文として発行されております。

この応用に使用されているレーザーはこちら ▶▶ 

白色レーザー光源 最上位モデル
『SuperK FIANIUM』

狭線幅レーザーを用いた監視センサー

狭線幅レーザーを用いた監視センサーは光ファイバー中に於ける、光干渉計測を用いて振動や歪みを監視する古くから知られる方法です。 以下のような事例が市場実績として挙がってきております。

大規模データセンターの監視

参考記事はこちら(英文)

パイプラインの監視

参考記事はこちら(英文) 

ひずみの計測

Youtube動画で解説!狭線幅レーザを使って高精度ひずみ計測!│Vol.48

侵入監視

参考記事はこちら(英文)


この応用に使用されているレーザーはこちら ▶▶

超低ノイズ 狭線幅 ファイバーレーザー
『Koheras BASIK MIKRO』

« 筆者紹介 »

西浦 匡則 技術部マネージャー 博士(工学)

名古屋大学大学院 工学部・埼玉大学大学院 理工学部卒業後、一貫してファイバレーザー研究開発者として活動している。セブンシックスの技術部立ち上げのメンバーでもあり、社外でも次世代ファイバレーザー技術研究会 優秀発表賞や、レーザー学会 奨励賞を受賞するなど、数々の学会への参加や発表も精力的に行い、技術部内では先生と呼ばれている。趣味はキャンプと筋トレ。年中日焼け止めを塗っている美容意識の高い一面を持つ。