【宇宙向け】低雑音光増幅器

波長: 1550 ~ 1560 nm

メーカ:exail

Exail社の「IXS-LNOA-C-X-RAD」は、宇宙用途向けに設計された低雑音光増幅器(LNOA)です。
この増幅器は、特に低入力光パワーにおいて優れた光学性能を提供し、シングルチャネルおよびマルチチャネル構成の両方に対応しています。
また、低消費電力と軽量設計を特徴とし、使用されている光学部品は宇宙環境に適格化されています。

特長

  • 高ゲイン: -50 dBmの低入力光パワーに対して40 dB以上のゲインを提供します。
  • 低雑音指数: 雑音指数は4 dB未満で、信号対雑音比の劣化を最小限に抑えます。
  • コンパクトで低消費電力: 消費電力は0.5ワット、質量は250グラム未満で、宇宙用途に最適です。
  • 即時使用可能: この増幅器は即時使用可能な状態で提供され、開発期間の短縮と非再発エンジニアリング(NRE)コストの削減に寄与します。

Exail社は、光ファイバジャイロスコープ用のASE光源の設計と、15年以上にわたる耐放射線性光ファイバの経験を活かし、このLNOAを開発しました。これにより、ユーザーは宇宙開発を加速し、NREコストを削減できます。
また、波長のカスタマイズも可能です。

▼exail社の変調器はNASAで採用されています▼
NASA JPL と契約し GRACE-Cミッション に宇宙グレードの光学部品を提供

「当社の変調器は、NASAの要件を満たす能力があることから選ばれました。LiNbO 3変調器における長年の専門知識とリーダーシップにより、当社はNASAの厳格な基準に準拠しながらも宇宙の過酷な環境条件に耐えるコンポーネントを提案しました」 – Exail社 Yves Deiss氏 –

2018年からNASAのミッションで運用されているExailの宇宙グレードの変調ソリューションは、GRACE-Cミッションで重要な役割を果たします。レーザー測距機器に統合されたこれらのコンポーネントは、地球を周回する2機の宇宙船間の、レーザーによる正確な距離測定に貢献しています。

用途

  • 衛星コンステレーションにおける通信システム
  • 受信側での低信号増幅

使用詳細

関連動画

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▼ Space Quality 変調器・特殊ファイバ│Vol.75

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