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76Guy ブログ | インターンシップ2023 活動報告

技術部ブログ

こんにちは。 11月から3ヶ月間、インターン生としてお世話になっていた星野です。 今回は、私のインターンシップでの活動報告と、インターンシップを終えての所感をお伝えします。

私の主要な業務は、セブンシックスの自社開発製品「iQoM」の性能評価でした。 初めてその内容を耳にしたときには、とても重要な仕事を任されたことをすぐに理解しました。

大きな成果物は、iQoMの発振性能の自動測定・解析プログラムです。一度セッティングすれば、自動的に異なる条件下で発振の実験を繰り返しながら、リアルタイムで測定・解析結果を出力・表示します。 このプログラムを用いて、iQoMの発振性能の外部環境依存性について、広範囲にわたって詳細にマッピングすることができました。

自動測定・解析プログラムの作成を通して痛感したのは、日々の整理の重要性です。 少しでも測定データやプログラムの整理を怠れば、測定データを出力し続ける自動評価プログラムが容赦なく私の作業の進捗を追い越してきます。 プログラムの作成では、乏しかったコーディングの経験を積むことができたと同時に、成果物やタスクの管理の重要性を強く認識することができたと思っています。

さらに、プログラムの作成にとどまらず、製品評価に不可欠な実験計画の策定にも携わることができました。 初めは、「性能評価」という言葉を単に測定することだと理解していましたが、技術部の草さんからの手厚いご指導を受ける中で、性能評価の本質は製品に起こりうるあらゆる可能性を考慮して実験計画を立てることであることを実感しました。

また、iQoMを用いた波長変換・パルス時間幅圧縮の実証実験も行いました。 光学系を組む経験が乏しかった私に、影山さんをはじめ、技術部の皆さんは懇切丁寧に教えてくださいました。このような光学分野での実務経験は、自身の専門分野である応用光学の研究に必ず活きると確信しています。

技術部の皆さんと一緒に過ごした3ヶ月間で、私はセブンシックスが学術に対して非常に真摯で、アカデミックな会社だと感じました。 技術的な内容について日々議論する姿は、私の中の模範的な技術者像として鮮明に焼き付いています。今後は、技術部の皆様が学術に向き合う姿勢を思い返しながら、大学での研究に励んでいくつもりです。

セブンシックスの皆様には、未熟な私を温かく受け入れて頂いただけでなく、日々の業務での疑問点について丁寧に教えていただき、常に安心して取り組める環境を提供していただきました。 3ヶ月間、本当にありがとうございました。

埼大ラボの前で記念写真

インターン終了お疲れ様会