976 nm, 3 – 180 W, 波長安定化ファイバ付半導体レーザ
VBGで発振波長を 976nm に安定化した短パルスファイバレーザ励起用半導体レーザです。BWT の LD モジュールは高効率、安定、優れたビーム品質で、ファイバレーザの製造に適した製品です。LDチップから放出される非対称な発光を、特殊な微小光学素子を用いることで、出力MMFに高効率で結合させています。信頼性、安定性、長寿命を保証するために、全出荷物を検査し、バーンインを施しています。
- パートナー:
- BWT Beijing LTD.
- 製品型:K976
- 製品型番:K976AA2RN-3.000W, K976A02RN-9.000W, K976AA2RN-18.00W, K976AAHRN-27.00W, K976AA5RN-50.00W, K976AA5RN-60.00W, K976AG1RN-80.00W, K976AG1RN-85.00W, K976AA9RN-180.0W
- 納期目安:1.5ヵ月
カテゴリ:
担当者
製品情報
波長(nm) | 976 |
---|---|
出力(W) | 3 ~ 180 |
コネクタ | None, SMA905 |
製品情報
- 976 nm 発振
- 高出力
- 105/0.15 or 105/0.22
- スペクトル幅 < 1 nm
- 1030 - 1200 nm feedback protection
アプリケーション
波長安定化シリーズ
平均出力 | ファイバ種類 | 仕様 |
---|---|---|
3 W | 105μm/0.22 | |
9 W | 105μm/0.22 | |
18 W | 105um/0.22 | |
27 W | 105um/0.22 | |
50 W | 105um/0.15 | |
60 W | 105um/0.22 | |
80 W | 105um/0.15 | |
85 W | 105um/0.22 | |
100 W | 105um/0.15 | |
140 W | 105um/0.22 | |
180 W | 200um/0.22 |
右表はVBG(Volume Bragg Grating)によって波長を安定化したシングルエミッタとマルチエミッタ構成の高出力半導体レーザのラインナップです【 2017 年 2月 に Photonics West にて 140 W モデルをリリースしました!】。1 um帯のファイバレーザの場合、915 nmではなく発振波長に近い 976 nmで励起することで、Ybファイバ長を短くすることができます。つまり、ファイバ中の高非線形光学効果を抑制したい超短パルスの Ybファイバレーザの励起光源に適しています。
通常の ファブリ・ペローLDではレーザの発振波長をピタリと 976 nm で発振させることは難しく、LDチップ毎に発振波長のばらつきが発生します。LDの温度を調整することで発振波長をシフトさせることもできますが、使用環境の温度に比べてLDモジュールの筐体温度が極端に下がることで、結露が発生する可能性があります。
本製品のような VBGで波長安定化した LD は、発振波長が 976 nmにピタリと合っているだけでなく、スペクトル幅も 0.7 nm程度と非常に小さいのが特徴です。
発振波長が 976 nmになっており、スペクトル幅も狭いことから、Ybファイバの 976 nm にピークがある吸収波長を有効活用することができ、高出力・安定なファイバレーザ発振を得ることができます。
本モジュールに付いているファイバはコア径 105um、NA 0.15もしくは 0.22 の標準的なMMFです。高出力ファイバレーザ用の ポンプコンバイナのポンプポートに簡単に融着していただけます。
仕様例
976 nm , 80 Wタイプである K976AG1RN-80.00W の使用例は下記のようになっております。