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ドーモ、技術部の西浦です。

Photonics West では通常、私たちが使わないような特殊なファイバもありました。ここではそんなファイバをご紹介します。

Kagome Hollow Core Fiber

GLO Photonics は カゴメの形をしたフォトニック構造を持つ フォトニック結晶ファイバ の一種である カゴメファイバ の展示をしていました。GLO Photonics のファイバは、ガスを充填できるシステムを備えたHollow Core Fiberで、 Photonic Microcell(PMC)と呼んでいます。PMC はアルゴンやヘリウムなどのガスを充填することができ、フェムト、ピコ、ナノ秒の高ピーク、高エネルギーレーザを伝送できます。fs で2.5 mJ、ps で 10 mJのパルスレーザの伝送実績があるそうです(ほぼ SM で)。ナノ秒のマイクロチップレーザから出てくる mJ クラスの高エネルギーパルスを導波させるのにはちょうどいいような気がします。

Kagome Hollow Core Fiber。コリメータとガスを充填する機構が見て取れます

Kagome Hollow Core Fiber。コリメータとガスを充填する機構が見て取れます

GLO Photonics は Photonics Westのカンファレンスでも発表したそうです。なお、GLO は 2012年に NKT Photonics からPCFのライセンス提供を受けています。
参考:NKT Photonics gives license to PCF technology

Sigma fiber

Sigma fiberという一風変わったファイバが OPTOGENIX社からプレゼンされていました。非常に変わったファイバなのでなんとも説明が難しいのですが、簡単にいうと『異なる波長の光を異なる角度でファイバの一端に入れます。すると、ファイバのもう一端に開けられている2つの窓から平行かつファイバに斜めになる角度で光が出る』ファイバです(全然簡単じゃない。。)。詳しくはこちらの Sigma Fiberのページを見てください。Supercontinuumを入れたらどうなるかときいたところ、1つの窓から青色がでて、もう一方の窓から黄色みがかった白が出るだろうとのことでした。

Sigma Fiberの説明図。中段の左がInput側。右がOutput側です。

Sigma Fiberの説明図。中段の左がInput側。右がOutput側です。

2 – 10um用ファイバ

Mid-IR用のカルコゲナイドファイバが art photonics と IRflex Corporation から展示されていました。会社とカルコゲナイドファイバ自体は前から知っていたのですが、アプリケーションにNonlinear super continuum generationがあったので おっ! と思いました。最近は中赤外の高出力超短パルスレーザが出ているので、SC生成も現実的なアプリですね。

あとは光の測定器関連についてブログを書けば Photonics West の速報をお伝えできたといえるのではないでしょうか?いや、そういうことにしよう!

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