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ドーモ、技術部の西浦です。

今回は、Photonics West 2015(PW)で見つけたフェムト秒、ピコ秒、ナノ秒のパルスレーザの新製品のうち、私が面白いと思った製品と、これまで知らなかったメーカーをご紹介します。

微細加工用超短パルスファイバレーザ

IMRA America から パルス幅 350 fs 、パルスエネルギー 50 uJ の高パルスエネルギーフェムト秒ファイバレーザ DE1050 が展示されていました(2014年10月発表)。ファイバレーザでこのレベルのパルスエネルギーの製品を出すのはすごいです。コンパクトですし、IMRA Americaのことですからポインティングスタビリティも高いと思います。

IMRA Americaのブース。昨年はゴージャスな女性説明員さんがいたのですが、ことしはシックにキめてました。

IMRA Americaのブース。昨年はゴージャスな女性説明員さんがいたのですが、ことしはシックにキめてました。

昨年はレーザ加工プラットフォームMUSASHIのドデカい筐体が展示されていましたが、今回はDE1050だけの展示でシンプルなものでした。Trumpf や IPG Photonics にもいえることですが、確固としたブランドを確立しているところのブースはシンプルです。なお、IMRA Americaは今年で25周年を迎えるそうで、Moscone Centerのエレベータに大々的に宣伝を載せていました。

日本からは、スペクトロ二クスさんが パルス幅 50 ps、パルスエネルギー > 20 uJ の266nm DUVピコ秒レーザ LDH-XO300 を発表していました。

バイオ向け超短パルスファイバレーザ

Onefiveはコンパクトで安価なピコ秒・フェムト秒レーザのメーカーです。今回の展示場所も去年と同じ場所でしたが、今回は KatanaシリーズをSTED 顕微鏡用のピコ秒レーザとして紹介していました(LeicaのSTED顕微鏡で採用済み)。

Katana-05/06です。2本のファイバ出力ポートが1つの筐体から出ています。

Katana-05/06です。2本のファイバ出力ポートが1つの筐体から出ています。

同社でこれまでなかった波長帯の560 – 660 nm、パルスエネルギー50 nJ、パルス幅500 ps – 1000 ns の Katana-06 HP(ゲインスイッチ)と、1つの筐体からKatana-05と 06の波長のレーザを出力する Katana-05/06が新しかったです。Onefiveはバイオ分野を成長戦略の要として意識していることがうかがえます。
Katana-05/06のプレスリリース

OPCPAシステム

OPACA( Optical Parametric Chirped-Pulse Amplification )システムがいくつかのメーカーから出ていました。私はOPCPAはほとんど注目したことがなかったのですが、ことをほとんど知らないのですが、OPCPAを全面に出した展示をしていたメーカーがいくつかありました。その中で、Class 5 Photonics というメーカーが目に留まりました。Class 5 Photonicsは2014年8月にDESYという機関と、Helmholtz Institute Jenaからスピンオフしたばかりのスタートアップです。mJクラスの高出力、15 fsのパルス幅、波長・繰返し周波数のチューニングという特長があります。白色も出ます。

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